ワークスタイル変革や情報セキュリティの強化、PC環境の運用管理効率化やWindows 10の移行促進などの目的で、アプリケーション仮想化、デスクトップの仮想化の注目がより高くなっています。しかし、ユーザーが円滑に業務を行うには単に環境を準備するだけでなく、そこで利用するアプリケーションの対応が非常に重要です。
一般的に使用されるアプリケーションの多くはすでに仮想環境がサポートされています。この中で、WebブラウザやMicrosoft Officeなどと並んで多くのお客様で利用されているアプリケーションがAdobe Acrobat Readerであり、さらにPDFの編集、作成などを行うのがAdobe Acrobatです。
Adobe Acrobat DC の対応
このたび、Adobe社よりAcrobatの最新版であるAdobe Acrobat DCがユーザー指定ライセンスにてXenApp/XenDesktop環境でサポートされました。
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Acrobat DCは、従来のAcrobatに加え、PDFファイルの編集機能の強化、コラボレーション機能の提供、モバイル環境での活用など、業務効率化を推進する機能が強化されています。
また、Acrobat DCでは、ユーザー指定ライセンスでも利用可能です。従来のインストールしたPC単位のライセンスではなく、ユーザー単位にライセンスすることにより、ライセンスされたユーザーはデバイスにとらわれずどこでもAcrobat DCを活用することが可能になり、モバイルでの活用など柔軟で生産性の高い環境を提供することが可能になるのです。
Acrobat DCとXenApp/XenDesktopの活用
このように強力なドキュメントソリューションであるAcrobat DCを仮想アプリケーション、仮想デスクトップ環境での利用は多くのお客様にメリットをもたらします。
単なるドキュメント編集ツールではなく、コラボレーションのためのツールともなりうるAcrobat DCはモバイルデバイスを活用した様々な環境での利用にも最適化され、ワークスタイル変革と生産性向上を推進します。また、Acrobat DCでは新製品の情報、組織の変更、ビジネスに関する重要事項など、機密性が高い情報が扱われることも多くあります。これらをモバイル環境を含めて効率よくかつ安全に扱うことが求められます。
XenApp/XenDesktopでは、Acrobat DCをデータセンター内で実行し、その画面だけを端末で利用するため、実際のアプリケーションやデータは手元の端末には残りません。このため、端末を紛失、盗難等に遭ったとしても、そのこと自体が情報漏えいには結びつかず、安全にAcrobat DCを活用することができます。またこのような環境では、Acrobat DCが提供するユーザー指定ライセンスのメリットが最大限に発揮されます。仮想アプリケーション、仮想デスクトップ環境では、リソースを効率化するため、ユーザーはプールされたリソースにアクセスして利用する場合があります。この場合、ユーザーが利用するサーバーやクライアントの仮想マシンは接続のたびに変わる可能性があります。Acrobat DCのユーザー指定ライセンスでは、どのデバイスからでも利用することが可能であるため、このような仮想デスクトップ環境との親和性が高く、さらに柔軟性の高い運用が可能になるのです。
まとめ
このように、多くのメリットがあるAcrobat …