みなさん、こんにちは。4月に執筆したブログ『Citrix Cloudを使ってみた』に続き、今回はXenApp Essentialsを構築・評価しました。本ブログではXenApp Essentialsの特徴および構築方法、さらにXenApp and XenDesktop Serviceとの違いをまとめました。

  • XenApp Essentials の特徴

XenApp Essentialsは、Microsoft社のRemoteAppの後継として位置づけられた製品です。ユーザーが利用したいアプリケーションをすべてAzure上のXenAppサーバーにインストールし運用します。またリモート接続時に必要なNetScalerや管理ツールに必要なコンポーネントおよびデータベースは、Citrix Cloud上で用意されています。システム管理者はActive Directoryとアプリケーションの管理を行うだけで、ユーザーにインターネット経由でアプリケーションを容易にかつ安全に利用する環境を提供することができます。

このXenApp EssentialsはMachine Creation Services(MCS)によるイメージ配信を利用したシステムで、ウィザードに沿って操作することで簡単にセットアップが行えます。1台1台にアプリケーションをインストールしたVDAを用意する必要はありません。言い換えればMCSの機能を使わず個別にアプリケーションサーバーを用意して公開することはできません。それを実現する場合はXenApp and XenDesktop Serviceをご利用いただくことになります。

  • XenApp Essentials の構築

事前準備

・Azure MarketplaceよりXenApp Essentialsを購入する。

(月々1人あたり$12、最低25ユーザーより)評価版はございません

・Azure上にActive Directoryサーバーとアプリケーションサーバー(ドメイン参加)のマスタVMを作成する。(Windows …


  

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